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今回は前回の901型に続き、2代目911にあたる930型をご紹介。

930型は1975年に発売された、911初のターボ搭載モデル。

当モデルは1973~89年の16年間と長期間生産され、歴代の911のなかで最もロングセラーモデルとなりました。

リアフェンダーが901型ナローポルシェに比べ、12cmワイドになっているので、両モデルを見比べると違いがよく分かります。

Photo : 911 type 930

Photo : 911 type 901

Photo : 911 type 930

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Photo : 911 type 930

Designer : Ferdinand Alexander Porsche

911史上最長モデル

2代目911「930」

Designer : Ferdinand Alexander Porsche

Gallery

Big Bumper

NAモデルの開発も同時進行していましたが、ターボ搭載の930型を先行販売。NAモデルは901型を当時継続されましたが、1978年に911SCと呼ばれる新型NAモデルが登場しました。

930型は、901型と比較してフロントもワイドであることから、ビッグバンパーとも呼ばれ、930型の特徴です。

Spec

930型ターボの排気量は2,994ccで、最高出力260馬力・最大トルク329N・mを発揮し、4速MTを搭載。

1978年には排気量が3,299ccと大排気量化し、インタークーラーも採用され300馬力を発揮するハイパワーマシンとなりました。そして4速MTから5速MTへと変更。

当時のスーパーカーブームが後押しとなり、日本でも911が大人気となりました。

しかし日本では馬力規制があったため、日本仕様は245馬力に制限されていました。

ポルシェはターボ技術により、スーパースポーツ界において、

頂点を極める土台を築いたと言っても過言ではないかもしれません。

次回は3代目911をご紹介します。

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リアウィング

改良されたリアウィングは、リアのダウンフォースをより効率化。

​フロントエアアウトレット

バンパー下部のエアインテークから取り入れた空気を上方に排出しフロントのダウンフォースを向上。

Super Carrera

1978年にはNAモデルも930ターボとデザインが共通化。モデル名は911SC(Super Carrera)となりました。このSCは1984年以降は再びカレラとなりました。

911SCはワイドボディ設計で、ボディカラー同色の電動調整式ATS製の15インチアルミニウム鋳造ホイールが採用されました。

エンジンは3.0リッター水平対向6気筒エンジンが搭載され、180~204馬力を発揮。

Turbo

901型をいかに進化させるか、ポルシェは模索しました。2リッター水平対向6気筒SOHCで始まったエンジン。当時いわゆる「スーパースポーツ」と呼ばれるクルマは、もっと大きい排気量を持つV型12気筒やV型8気筒というハイパワーエンジンを搭載していました。ポルシェは1973年までにその排気量を3リッターにすることができましたが、スーパースポーツへ対抗する武器として、更に速さを求めた結果、ターボ技術を採用しました。

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