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4代目911 - 993

「最後の空冷」

空冷エンジンの官能サウンド

空冷エンジンが奏でる低音で響くような特徴的サウンドと、踏み込んだ分だけ加速するレスポンスの良さ。

最後の空冷ポルシェである993型は最も完成された空冷エンジンとして今も語り継がれています。

全体のシルエットは初代901型の雰囲気は残していますが、直立していたヘッドランプとフロントフェンダーのデザインが主に変わり、フロントまわりのイメージが大きく変更となりました。

ワイド&ロー

前身964型よりもワイド&ローのフォルムとなり、リアに搭載される空冷SOHCフラット6は、どのモデル(カレラ、タルガ、カブリオレ)においても964時代より性能向上しました。

1996年にはターボ用のワイドボディやブレーキなどのパーツと3.6L NAエンジンを組み合わせた4WDモデル「カレラ4S」と、ターボを更にハイパフォーマンス化した「ターボS」が発売されました。

スペック

ターボSに搭載されたエンジンは、最高出力450ps/6,000rpm・最大トルク59.7kgm/4,500rpmのスペックを持ち、最高速度296km/h・0-100km/h加速3.9sの圧倒的な動力性能を発揮しました。

20年以上も前から、0-100km/h加速が4秒を切るエンジンが搭載されていたということには驚きですね。

最も完成された空冷

最後の空冷993型は、空冷エンジンのなかでも最も完成形とされており、その性能の高さを感じられるこのモデルは今もなお評価され続ける一度は乗ってみたいスポーツカーです。

歴代911モデルについてはこちら▼

​写真の出展:Porsche Japan/Porsche Club Of America

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