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930ターボの歴史

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今回はポルシェをスーパーカーの領域まで押し上げたとも言われる、930ターボについて解説!

大きな転換期

実は、ポルシェ社は1970年ごろに大きな転換期にありました。
元々レース用で開発されていた911ターボがCan-Amレースでの圧倒的な大活躍により、レースに燃費規制が入るように。
このときに参戦するレースを失い、同時期のオイルショックも重なったのです。
さらに主力マーケット北米での排ガス規制の始まりから、911は大幅なパワーダウンを余儀なくされました。

​新型車の開発

そんなわけで、レースで培った技術をもとに市販車の開発および、それをベースとした新型レーシングカーの開発が始まりました。まずはNAのパワーダウンを補う形で市販車のターボ化が期待されるようになり、1973年のフランクフルトショーで911ターボのプロトタイプが公開。
2.7Lフラット6エンジンとKKK製ターボを組み合わせた最高速280km、最高出力280馬力を発生する当時のランボルギーニやフェラーリに匹敵する存在感のスペックと、エクステリアには当時の911(ナローポルシェ)よりも広いフェンダーと大型リアウィングを備えることで、大きな注目を浴びました。

記録的ヒット

1975年から400台限定で生産された930ターボですが、オイルショックの最中にも関わらず、即完売するほどのヒット。
その影響でNAモデルの930型も開発し、930ターボは3Lから3.3Lへと排気量アップ。300馬力、トルク40Nmの大台に突入しました。
そして1989年の最終型まで15年もの間生産され続け、総生産台数は2万台を超えました。そして次期型の964型へスイッチされるのでした。次回はこの930ターボのきっかけとも言える911のレーシングカーについて解説します。

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930ターボのデビュー

そして1974年のパリ・サロンにて930ターボと名付けられた市販型がついにお披露目。
この時点ではNAモデルは901型のままマイナーチェンジされ、930型のNAモデルが出たのは1978年のこと。
いち早く当初の目的である新型車の公開を果たす形で930ターボが誕生しました。
実際には同時期に発表されたカレラRSの3Lエンジンをベースにターボを搭載した形での市販化となり、スペックは260馬力となりました。この頃から上位モデルが単なるスポーツカーではなくスーパーカーとしての意識が強まり始め、ポルシェブランドの大きな飛躍に。

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